合資会社水田屋

(資)水田屋(鳥栖のお土産・子すずめ最中)

明治22年創業の菓子舗「水田屋」。北海道産小豆をじっくりと練ったつぶ餡を職人の手でひとつひとつ詰めた可愛らしい「子すずめ最中」などの和菓子が中心商品。

鳥栖の手土産菓子として135年目

明治22年に鳥栖市で創業し、今年135年目を迎えたお菓子屋。うずらの焼き印を押した「焼き饅頭」からスタートし、今では「すずめ最中」を中心に、鳥栖の手土産菓子として愛されるお菓子作りをしている。代表の水田常夫社長は平成18年に4代目社長に就任して以来、ブランデーケーキ、色とりどりの彩(いろどり)すずめ等、多くの新商品を生み出している。常時約30種類のお菓子に加え、季節限定の商品も店頭に並ぶ。

「子すずめ最中」の開発秘話~鳥栖のすずめは黒い~

JR鳥栖駅は、九州初の駅のひとつとして開業したが、偶然にも水田屋創業年と同じ明治22年である。同駅は、九州で唯一、鹿児島本線と長崎本線が交差する駅であることから、鳥栖市は「鉄道の街」として知られる。蒸気機関車の煙で、すすけた駅舎をねぐらとしたため、鳥栖のすずめは黒いと言われたそうだ。
すずめが、羽を精一杯ふくらませ、冬の寒さに耐える姿を模して最中とし、黒い餡を入れたのが「すずめ最中」の始まり。戦前は、焼き饅頭が同社の中心商品であった。戦後、懐中汁粉として商品化したものが、前述のいきさつもあり徐々に変化し、「すずめ最中」となった。国鉄の一大拠点だった当市は労働者の街であり、餡たっぷりの「すずめ最中」は労働者の日々の疲れを癒したそうだ。
種類としては「ふくらすずめ最中」と、ダウンサイズさせた「子すずめ最中」があり、親すずめ・子すずめのイメージである。現在では後者が主力商品となっている。

職人の手でひとつひとつ丁寧に餡詰め

鳥栖のお土産として愛される「すずめ最中」は鳥栖にちなんだ鳥モチーフのお菓子。北海道産小豆にこだわり、切れの良い甘みと小豆の風味を感じる自家製餡を使用している。餡は主に、小豆、砂糖、水あめを配合するが、「時代の変化、また、季節の変化により、その時のベストな状態へ配合調整を変化させています。」と水田社長は言う。最中には職人の手で丁寧に餡を詰めている。
最中には職人の手でひとつひとつ丁寧に餡詰め作業を行っている。職人は2名おり、内1名は20年以上のベテラン。配合調整の関係から餡の硬さも季節等によって異なることから、「やわらかい最中に餡を詰める際の力加減がコツであり、経験が必要です。」と職人は語る。注文が多い日には、2名で1日に約1,400個のすずめ最中の餡詰めを行うそうだ。
水田社長は、「お客様に求められるような新商品づくりに日々取り組み、地域の皆様に愛される店づくりを心掛けています。秋のスポーツの祭典で県外からも多くの方が来場されると思います。是非、すずめ最中以外の商品もご賞味ください。」とPRされた。
「子すずめ最中」は、水田屋本店以外にも、新鳥栖駅観光案内所、SAGA MADO(コムボックス佐賀駅前)、佐賀エアー(佐賀空港)、佐賀玉屋、吉野麦米等にてお買い求めいただける。

水田社長のスキ!

水田常夫社長

水田常夫社長

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    約8年前から、年に2回100キロウォーク大会に参加しています。鳥栖商工会議所会員企業の社長から誘われたのがきっかけです。糸島(4月)、別府(10月)に参加しており、年々タイムも短縮し、約21時間で完歩しています。

☆基本情報

事業所名 合資会社水田屋
業種 小売業
住所 鳥栖市本町1-970
TEL 0942-82-2071
WEB https://www.mizutaya.com/
e-mail info@mizutaya.com
駐車場 3台
店休日 不定休
営業 9:00~18:00

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