株式会社アンジェ・ココ

鳥栖市蔵上町にある洋菓子店。ヨーロッパの田舎町を思わせる非日常の空間で、味とデザインとパッケージにこだわったお菓子を製造販売しているのが、株式会社アンジェ・ココである。
今回のS-1アワードでは、「ぷるぽて～リンゴとお芋のマリアージュ～」をエントリー。アンジェ・ココのPRと、今後の展望についてオーナー・吉川延良氏にお話を伺った。

アンジェ・ココとは、フランス語で「天使の卵」という意味。駐車場に到着すると、目の前にはとても可愛らしい建物があり、フランスの田舎をイメージしたSweets Village（スイーツヴィレッジ）という呼び名を付けられている。入口を抜けると、正面には小さな建物が幾つも並んでおり、イートインスペースとして利用が出来る。窓の向こうから見えるランプの明かりから温もりを感じる事ができ、建物中では女子たちや家族連れが購入したケーキやコーヒーを楽しんでいた。室内に入ると、アンティーク収集が趣味というオーナー夫妻が選んだ、こだわりの調度品が並んでいて、落ち着いた雰囲気を醸し出していた。
カフェやケーキ、ワッフル、ジェラートの他にもマッサージ小屋やお花屋さんまであり、1つの村のような作りになっている。（同社の公式HPにエリアマップ掲載されています。）
最近では、オリジナルバターケーキのパッケージを施した専用工場を併設して、インスタグラマーなどからの注目が高まっているとか。現在、同商品はお店の他に福岡空港でも販売中。

本館の扉を開けると、そこには大きなショーケースが現れた。端から端まで並んだ色とりどりのケーキはどれも芸術的で、輝いていた。定番が約20種類、さらに季節のスイーツが約30種類と「お客様が選ぶ楽しさを実感してもらえる事をモットーとしています」とオーナーは話す。　
背中側に目を向けると、そこには焼き菓子コーナー。壁に描かれたイラストが心を和ませてくれた。パッケージはおしゃれなデザインが目を引き、スペースが足りないほど、様々な焼き菓子が陳列されていた。さらに、奥にはチョコレートのショーケースもあり、どこもかしこもスイーツ
だらけで、まるでスイーツの城に来た気分になった。
「定番商品であっても、イメージを守りつつ新しいものへと進化をさせています。守るべきところは、守りながら新しさも取り入れています。」とオーナー。アンジェ・ココが長年愛され続けている理由が分かった。

その名の通りリンゴとお芋で、アップル＆ポテトで「ぷるぽて」として開発。リンゴのコンポートの食感とさつま芋の自然な甘みを味わえる。ほろりとした生地に包まれて焼き上げた、オーナー自慢の商品である。食べる前にオーブンで温めると、サクッとした食感でお勧めの食べ方と教えて頂いた。
秋のスポーツの祭典の土産品の中でも、もらって嬉しいお土産品である事は間違いない。地元、サガン鳥栖の専用パッケージを作り、コラボ商品としても販売中である。

多くのインスタグラマがSNSを介して紹介するなど、近年注目を浴びている。再生回数が最も多いものでは、28.2万回。「～佐賀県鳥栖市～にあるジブリ風カフェが街中に突如出現!?」を見出しにバズっている。
「秋のスポーツの祭典でお越し頂く家族や、関係者と一緒に来店頂きたい。」とオーナーは話す。いつもと違う旅行の一環として楽しむのに最適ですし、リフレッシュするのにも最適である。是非、貴方だけの楽しみ方を見つけて欲しい。