剣道武道具専門 和弘堂(鳥栖武道具店)

平成20年に開業した武道具専門店で、主に剣道具の販売を行う和弘堂。幼年から学生及び大人の愛好家を対象に剣道具、竹刀を取り扱っている専門店だ。市内唯一の武道具専門店として、アフターケアまできめ細かいサービスを提供している。
特に、竹刀は数少ない竹刀職人手作りのオリジナルで、剣道を極める剣道家の細かいオーダーに対応している。店主の髙橋邦弘さんへ話を伺った。

中学時代に病気がちだったことから、体力をつけるために剣道を始める

店主は、小学生までは公園や田圃で野球、サッカー、ドッジボール等球技をして遊んでいた。
しかし、中学生では病気がちになり、当時の友人が通っていた町道場「拱辰館」に入門したのが、剣道を始めるきっかけとなった。体力つくりが目的であったため、勝負にはあまり興味もなかったが、3年生の時、道場の剣道が中学校の部活になり、第1期生剣道部員になったことで、剣道に打込むようになり、精神と身体を鍛える事が出来たという。

息子が剣道を始めたことから、20年振りに竹刀を握る

中学卒業後は「もう2度と剣道はしない。」と思っていたが、公務員で単身赴任を強いられていた時代、息子が町道場で剣道を始め、月に数回道場に顔を出す程度だったが、学生時代を思い出し、妙に懐かしく感じた。
息子が剣道を始めて数年後、息子の通う道場で「親子剣道大会」のイベントがあり、息子(当時小学5年生)と試合をすることになった。「久々の試合に感動し、息子と一緒に剣道を楽しみたい。」と思い、10日後には剣道具を購入して剣道を再開するに至った。

武道具販売店をオープン

店主は以前、公務員であったが、平成19年に退職することとなった。退職前後に、剣道愛好会を立ち上げた。大人になってからの剣道は、学生時代と違い、楽しく健康的に有意義な剣道が出来ることに喜びを感じたという。「剣道の良さを子供から大人まで幅広い年代に広めたい。」との思いから、平成20年に武道具販売店オープンに至った。
竹刀をはじめ各種オーダー品を承っており、「お客様の要望通りの商品をお届けし、喜んで頂いた時が一番嬉しいです。良い商品を安価に提供することを心掛けています。剣道はお金がかかるというイメージを払拭し、剣道人口増加に繋げたいです。」と抱負を語る。
一方で苦労したことは、「コロナ禍で部活動や各種大会が中止となり、自店も営業自粛をせざるを得なくなった。もどかしい日々を過ごしました。」と振り返る。

竹刀職人手作りオーダーメイド竹刀「和」

全国の同業者とのネットワークを活用し、取扱商品の種類の多さは県内有数である。また、個々の技量に合った、世界に1本だけのオーダーメイド竹刀「和」を制作している。世界選手権、日本選手権大会の出場選手も多数「和」を使用されている。剣道をしている立場で武道具の品質を見極め、お客様の立場に立って商品・サービスを提供している。「お客様が初心者でも経験者でも、同じ剣士の目線から皆様に合ったものをご提案します。」と心強い味方である。

剣道の魅力を発信

店主は、鳥栖少年剣道会(剣道連盟・道場連盟加盟団体)にて、剣道教室の指導をしている。小学1年生から中学生までの剣士約30名が練習に励んでいる。店主は次のようにPRされた。「剣道を通じて子どもの健全な育成に寄与したいです。勝つことだけにこだわらず、社会に出てからも役立つ精神力が身に付きます。子どものみならず、多くの方に剣道の魅力を知って頂きたいです。これから始めたい方も、再開される方も、楽しんで剣道を続けて頂けるよう、地域の剣道教室をご紹介しておりますので、是非ご相談ください。」

佐賀県勢の健闘を期待~SAGA2024国スポ・全障スポ~

SAGA2024国スポ・全障スポに向け、選手へエールを頂いた。「佐賀県は剣道に特に力を入れている県なので楽しみです。他競技も含め、県勢の全種目制覇を期待しています。」

オーナーのスキ!

髙橋邦弘さん

髙橋邦弘さん

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☆基本情報

事業所名 剣道武道具専門 和弘堂(鳥栖武道具店)
業種 武道具販売
住所 鳥栖市古賀町507-4
TEL 080-5274-0942
WEB https://wakoodo.sakura.ne.jp/
駐車場 2台
店休日 不定休
営業時間 10:00~18:00