合同会社　ヒカリミライ

飲食店と福祉に光、未来あれ！ということで「ヒカリミライ」という意味を込めましたと満面の笑みで語ってくれたのは、代表社員である安部淳一さん。
「学生時代は学級委員長を務め、中学校からバレーボールに励み、真面目すぎる性格でした。」と語る。体を動かすことはあまり好きではないという彼は、自衛隊に就職し、体力がついたという。子どもは4人で孫が5人と賑やかな家庭を持つ。
常に笑顔で明るい彼だが、実は過去にうつの経験があると話してくれた。自衛隊を辞め、介護の仕事に打ち込んできた彼は責任者を任されるようになり、その責任の重さからうつを患った。自分がうつになっていることさえも気づかず通勤していたという。
そこからあらゆる苦難を超え、まじめで断れない性格を持った自身のスタイルを少しずつ変えていくことで、仕事を再開し始めた。

ある日、同級生である友人から一通の連絡があった。その内容は「居酒屋と福祉とコラボをし、事業を始めないか？」というものであった。友人は彼の福祉の経験と自身の飲食業の経験をどうにか新事業に生かせないか相談をした。
結果的に友人と彼との意見が合い、事業を始めることとなった。
地元で働ける場所はないか探しているときに鳥栖市だと地域で働く利用者の環境づくりが出来ると確信し、鳥栖市に店舗を構え、鳥栖での経営者としての生活が始まる。

ヒカリミライは令和3年6月に鳥栖で就労継続支援A型ミライズとして、指定を受けた。同時に就労場所として事業所専門宅配弁当ランチボックスデリバリーの委託を受けた。
フランチャイズのエリア限定で、鳥栖・基山・小郡・大刀洗に配達している。
「毎日日替わりで時期やイベントに合わせ、1個から宅配無料で提供しています。」と主にお弁当の販売を担当している管理者である六田さんが語ってくれた。
また、話題性を取り込むべく昆虫販売（！）も始めました。とニヤニヤしながらチラシを見せてくれた六田さん。六田さんの気さくで親しみやすい性格は安部さんとどことなく似ている。
安部さんのオススメは、某有名なホテルのパティシエを務めた経験のある職人さんが作っているケーキ。アレルギーや栄養管理も考え作っており、相談があればその時に合ったスイーツを提供しているという。
最近では、それぞれ特化した能力を持った個性のある人が多いと笑顔の先にある深い想いを話してくれた。「どんどんこの環境でその特性を生かし仕事を楽しんでほしい。働きたいと前向きな気持ちでお互いに働ける環境にいるのはとても恵まれています。就労継続支援A型福祉事業所であるミライズは、障害を持った方が働き、一般就労に向けてのステップアップをする場所として仕事に取り組んでいくところです」と話してくれた。

テイクアウトメインでテラスでもお食事いただけます♪
スタッフ募集しています。

1個から配達無料となっております♪

期限が迫っていなくても電話が鳴れば、即時対応したいと情熱を持ちつつ、謙虚な対応で仕事をこなしていく彼はオンオフの切り替えと人混みが得意ではない。だから、休みの日は温泉やドライブをし自分と向き合う時間を大事にしているという。
「何も考えない空間で息抜きをするのは私にとって大切な時間です。この先も仕事とプライベートを調整しながら頑張ります。」と最後まで笑顔で語った。